Raspberry Piは小さく、安価なコンピュータとして最近話題ですね。プログラミングの学習用、コンピュータ電子工作や実験ように開発された「ワンボードマイコン」です。
SDカードからLinuxを起動します。最新のraspberryPi 4 ModelBに 最新のLinuxOS raspbian (RaspberryPiの正式OS)をインスストールした備忘録です。
今後のいろいろな動作確認、実験をしていくにあたりMacやWindowsで SSH接続、リモートディスクトップ接続までをまとめてみました。
CPU | 1.5GHz クアッドコア Cortex-A72 |
---|---|
GPU | デュアルコア VideoCore IV 500MHz |
メモリ | LPDDR4-2400 SDRAM 1GB/2GB/4GB(モデルによって異なる) |
無線LAN | 2.4 GHz and 5.0 GHz IEEE 802.11ac |
Bluetooth | 5 |
映像出力 | HDMI Type-D×2 |
電源 | USB Type-C |
raspbian接続方法
- USB C 電源供給用
- PI4電源供給はUSB Type-Cで供給します。
PI3ではmicroUSB(USB-Type-B)です。 - microSDカードスロット
- RaspbianなどのOS、データ領域等々はmicroSDカードに保存用として仕様します。
- HDMIコネクタ
- PI4ではmicroHDMI端子です。(PI3ではHDMI端子)
- LANポート
- 有線ネットワークインターフェイスです。LANケーブルを接続します。
PI4Bでは1000Mbps, その他は100Mbpsの優先ネットワークに対応しています。 - USBポート
- PI4BではUSB3.0x2 USB2x2です。
raspbianイメージのダウンロード
最新のRaspbianを公式サイトよりよりダウンロードします。
私が公式サイトよりインストールして動作確認できたのは Raspbian(ver February 2020) と
Ubunto Server 19.10でした。(2020年2月時点)
上記以外ののOSやバージョンではなぜか RaspberryPi4Bではインストール時ハングアップしたりしてしまいました。
他のサイトで探せば可能かもしれませんが、また別途レポートすることにします。
NOOBSダウンロード
Version:3.3.1
Release date:2020-02-14
NOOBS_v3_3_1.zip
OSイメージ
Version:February 2020
Release date:2020-02-13
2020-02-13-raspbian-buster-full.zip
=> 2020-02-13-raspbian-buster-full.img (展開後のファイル)
BOOBSでインストール
ダウンロードしてきたイメージファイル(zipファイル)を展開して「microSD」内容全てコピーします。コピーが終了したら raspberryPiに装着して電源を入れます。
電源を入れるとインストールプログラムがシステムを構築していきます。構築が完了しOKボタンをクリックして再起動させるとインストールは完了です。
Raspbian Full[RECOMMENDED」を選択して上部メニューの「Start]をボタンをクリックしてインストールを始めます。
インストールが終了して「OK」をクリックすると再起動されます。
OSイメージを直接micorSDに書き込みインストール
事前に構築されたシステムイメージをmicroSDに直接書き込みインストールします。
Windows Win32DiskImageで書き込み
imgイメージファイルをWinodwsでmicroSDカート等々に書き込むには Win32DiskImageで行います。
書き込みはダウンロードしたファイルを選択し出力用のmicroSDカードを装着し書き込みを行います。
Mac コマンドラインddコマンドで書き込み
macでの書き込みはコマンドラインで ddコマンドを利用します。
ddコマンドを利用してimgファイルの書き込みは以前の書き込みで紹介しています。参考にしてください。
「raspbian」の初期設定及動作確認
$ sudo raspi-config
ホスト名を変更する
ホスト名を設定する。設定のコマンドを起動します。
2 Network Options Configure network settings 選択します。
ホスト名を変更するために N1 Hostname を選択します。
ホスト名を入力します。
SSHで接続可能にする
raspberry Pi に SSHでログイン可能とするために設定をします。
5 Interfacing Options Configure connections to peripherals を選択します。
P2 SSH Enable/Disable remote command line access to your Pi using SSH を選択します。
sshで接続を加納取るかどうかの確認画面です。
<はい>を選択でSSH接続を可能とします。
クライアントからSSHで接続する
windowsのコマンドプロンプトより ssh.exeで マックではターミナルより ssh で接続してみます。
sshクライアントはその他いろいろなソフトがあるので好みのソフトで接続できます。
また、ローカル環境なのでとりあえず複雑な暗号化も必要ないと思います。
(ここでは私だけのローカル環境です。必要に応じてペアキー等を作成してみてもいいと思います。)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
// sshで接続 $ ssh pi@raspiBlack.local # 先ほど名前をつけたホスト名 .local で接続できます。 The authenticity of host 'raspiblack.local (2404:7a81:9500:5700:ac7:6c1b:98f9:7422)' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:W8ZloP51RWNHddx9ZsGYOCF8v2L2wPw8u2hZu86mIXg. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes Warning: Permanently added 'raspiblack.local,2404:7a81:9500:5700:ac7:6c1b:98f9:7422' (ECDSA) to the list of known hosts. pi@raspiblack.local's password: Linux raspiBlack 4.19.97-v7l+ #1294 SMP Thu Jan 30 13:21:14 GMT 2020 armv7l The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software; the exact distribution terms for each program are described in the individual files in /usr/share/doc/*/copyright. Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent permitted by applicable law. Last login: Thu Feb 20 16:02:15 2020 from 192.168.1.12 pi@raspiBlack:~ $ |
クライアントからraspberryPiにVNCで接続する
リモートディスクトップの設定
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 |
// TightVNCのインストール pi@raspiBlack:~ $ sudo apt install tightvncserver pi@raspberrypi:~ $ tightvncserver You will require a password to access your desktops. Password: # パスワードを入力 Verify: # 確認用に再度入力 Creating default startup script /home/pi/.vnc/xstartup Starting applications specified in /home/pi/.vnc/xstartup Log file is /home/pi/.vnc/raspberrypi:1.log // TightVNCserver の設置 pi@raspberrypi:~ $ tightvncserver You will require a password to access your desktops. Password: # パスワードを入力 Verify: # 確認用に再度入力 Would you like to enter a view-only password (y/n)? y Password: Verify: New 'X' desktop is raspberrypi:1 Creating default startup script /home/pi/.vnc/xstartup Starting applications specified in /home/pi/.vnc/xstartup Log file is /home/pi/.vnc/raspberrypi:1.log // view-onlyモードのパスワードの設定は必ずしも必要がありません。 // 作成されたログも確認することができます。 |
クライアントからVNCで接続
- Finder > 移動 > サーバーへ接続をクリック
- 接続先のrasberryPIのホスト名とポートを指定する。
VNCサーバーの登録時 「tightvncserver」コマンド実行時に登録されたポートを確認
ここでは5901を指定
例: vnc://raspiBlack.local:5901 - 登録したパスワードを入力しサインインします。
VNCでログインできました。